あけましておめでとうございます。本年も茨木えきまえマルシェをご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。
新年最初のマルシェは、「いばきたマルシェfrom忍頂寺・Farm河野屋」です。
本日入荷予定の野菜を、レシピとともにご紹介します。
茨木えきまえマルシェ#127~いばきたマルシェfrom忍頂寺・Farm河野屋
忍頂寺の農家・河野さんが、標高約250m、車作の谷でつくる新鮮野菜です。竜王山南側の斜面にある畑は日当たりもよく、水にも恵まれています。昼夜の気温差も大きいため、野菜の成長には最適な環境です。
河野さんはできるだけ珍しい品種の野菜を選び、通常の種まき時期とずらすことで本来はあまり出回らない時期にも出荷しています。
日本海から汲んできた海水をかけて虫よけに使う農薬を減らしたり、トマトは完熟させて収穫することで糖度を上げるなど、農業を専門に学んだ河野さんだけに、生産や収穫の方法には工夫がいっぱい。
2019年1月7日 Farm河野屋の野菜&レシピ
●白菜
まだまだ鍋料理が恋しい季節。鍋料理には欠かせません。
・定番「鍋物」の具に。厚揚げといっしょに「炊き合わせ」。鶏肉やベーコンとともに「クリーム煮」
・豚肉と中華風の炒め物に。ヤングコーンやパプリカ・ウズラ卵を加えて「八宝菜」にも
●ネギ
下仁田ネギのように太めで、根元の軟白部分は短めも、柔らかく緻密で風味抜群。生も加熱も美味。
熱を通すと甘さやトロトロ感も出て絶品。焼きネギは素材の持ち味をそのまま味わえます。青いところを残すため根元に土を盛らずに育てています。
・かぶ、玉ねぎ、人参、スライスしたカボチャなどと一緒に「野菜のグリル」。焼き鳥や煮魚の添え物に
・「すき焼き」「海鮮鍋」「しゃぶしゃぶ」「うどんすき」など鍋物の具材に
●葉玉ねぎ
時期をずらして育てた「新玉ねぎ」なので辛み控えめ。長く伸びる葉っぱはふつうのネギのように使えます。
河野さんによるとすき焼きに入れるのが一番おいしい食べ方。熱を通すとトロトロで甘みが出ます。
・水にさらして「オニオンスライス」やサラダのトッピングに、丸ごとスープで煮て「玉ねぎのスープ煮」
●大根
本来は冬が旬の根菜です。おろしやスライスなど生から煮物、さらにはステーキなども。
・拍子木切りにして「野菜スティック」、細切りでマヨネーズとあえて「サラダ」にも
・「大根おろし」で焼き魚の「薬味」、「じゃこおろし」や「みぞれ鍋」も。銀杏切りで鍋物の具にも
・大根おろしとポン酢の相性も抜群。「ハンバーグソース」「鉄板焼き」のたれなど
・「おでん」「ぶり大根」「煮物」。肉との相性もいいので炒め煮にして「豚バラ大根」「鶏もも大根」も
●丸大根
京野菜の「聖護院大根」と同じ系統の大根です。柔らかいのに煮崩れしにくく、煮込み料理に向いています。辛味がなくみずみずしいのでスティックサラダや、漬物(甘酢漬・塩漬)やピクルスにも適しています。
・豚肉との相性がよく「豚バラ大根煮」油揚げやがんもどきと共に煮物に
・あっさり甘辛く煮てから鶏ひき肉のそぼろをかけまわして「丸大根のそぼろあんかけ」
・大根ステーキ(バター醤油・チーズ・カレー粉の洋風、だし・みりん・醤油・砂糖・味噌・ごま油の和風)
●水菜
シャキシャキでサラダに最適。もちろん鍋に入れてもGood!
・カリカリのじゃこや細切りの大根と和えて「和風サラダ」に。トッピングは海苔で。
・からすみやたらこをバターで和えて、水菜をトッピングしたパスタ。
●ニンジン
常備しておきたい根物野菜の定番。カレーやシチュー、肉じゃがなど煮込み料理に。
・鍋物の具に。赤い野菜はないので鍋の彩りにもなります。
・バーニャカウダやドレッシングでディップして
・玉ねぎ・セロリ・マッシュルーム一緒に刻んで炒めるといろんなソースのベースに
●春菊
春に花をつけるキク科の野菜。独特の香りをもち、火を通すと葉にほろ苦さが出てきます。
鍋物のほかサラダにも。ツナ缶との相性も良く和え物にしてもよいそうです。
・「すき焼き」や「しゃぶしゃぶ」など鍋物の具に、「春菊天」。温かいそばに載せツユに浸して
・かつお節やすりごまで「おひたし」や「ごまあえ」
・茹でた春菊をつぶした豆腐や細切りのこんにゃくや人参と和えて甘辛く味付けした「しらあえ」
●ほうれんそう
冬が旬のほうれんそう。茹でたり、炒めたりして熱を通していただくのがおすすめ。
・おひたし、味噌汁の具、常夜鍋(豚肉とほうれんそう)をポン酢で
・ソテーやベーコン・コーン・卵と炒めものにして
・クリームとの相性もよいので牡蠣や鱈など冬の魚介のグラタンに入れて
●真菜
アブラナ科の野菜。高菜に似た使い方ができそう。花がついてから菜の花ように食べることも。
・塩漬け
・豚肉とにんにく鍋。しょうゆと塩で味付けし、生姜とにんにくを薬味に。
・和え物各種。辛子和え・白和え・ピーナッツバター和え
・薄揚げとともに煮物に。・豚肉やこんにゃく、にんじんと甘辛炒め
●菜花
アブラナ科の野菜です。少しほろ苦さがありますが加熱すると甘みが出ます。
・おひたし、漬物、炒めもの、揚げ物(天ぷら)、味噌汁の具
●白菜漬け
外側の葉が傷んだりした白菜を河野さんが塩漬けしました。
傷んだ部分は丁寧に取り除いているので、とてもきれいなお漬物です。塩分3%なのでとてもあっさり。
温度が高いと乳酸発酵が進み、徐々に酸味が出ます。古漬けがお好みの方は少し置いてみてください。
●大根の漬物
うまみたっぷりの甘酢で漬け込んでいます。焼酎と唐辛子で漬け込むことで大根の甘みが引き立ちます。
河野さんも「これは他の人には漬けられないと思います」という自信作。